
器の縁へ掛ける
袋の上を切り、両側の紙を開いて器の縁に掛ける。ドリッパーもフィルターも、計りもいりません。あとは湯を注ぐだけです。
お湯だけで、一杯。

器の縁に掛けるだけ。道具も、計りも、挽く手間もいりません。旅先にも、日々の引き出しにも、そっと。

袋の上を切り、両側の紙を開いて器の縁に掛ける。ドリッパーもフィルターも、計りもいりません。あとは湯を注ぐだけです。

袋の中身は、日本の提携焙煎所で焼いた豆。糖がキャラメルに変わる手前で、火を止めます。

その前は、まだ焼かれていない緑の豆でした。ハニープロセス — 果肉を残したまま乾かしてあります。

そのさらに前は、ラムドン省ダラットの畑。標高1,400〜1,600m、赤い玄武岩の土。収穫は十一月から一月です。
封をほどき、器の縁へそっと掛ける。
90℃前後の湯を、まず20ml。三十秒、静かに待つ。
余韻を紡ぐように、残り160mlを二度に分けて。
全部で二分半。袋は、そっと外す。


